現在音楽業界で活躍しているWANDSですが、実はユニット自体は1990年代から活躍している歴史があります。
他のアーティストやグループと違う点は、なんといってもボーカルを始め次々とメンバーが代わっているところでしょう。
WANDS結成時から現在までの歴代ボーカリストの概要を紹介。
これまでの実績や現在の状況、他に人物像なんかも詳しく語っていきますので最後までぜひ読んでみてください。
WANDSに関して新たな発見ができるかもしれませんよ。
初代ボーカル上杉昇さん
1991年にシングル「寂しさは秋の色」でデビューしたWANDSですが初代ボーカルは上杉昇さんです。
中山美穂さんとのデュエットシングル「世界中の誰よりきっと」で注目を集め 、シングル「もっと強く抱きしめたなら」がロングセラーとなり週間チャート1位を獲得。
また「時の扉」やスラムダンクのED曲「世界が終わるまでは…」などミリオンヒット曲を輩出し一躍トップアーティストの地位を確立しました。
また1993年にゴールドディスク大賞に輝いた実績もあります。
まさに1990年代のビーイング全盛期の中を走り抜けたボーカリストでした。
しかし元々上杉さんはガンズ&ローゼスなどといったハードロックに憧れていたようで、 ポップ路線で売り出したい事務所の意向と上杉さん本人のやりたい音楽との違いが非常に大きかったそうです。
上杉さん自身も当時から相当な葛藤があったのでしょうね。
実際、後のインタビューで「WANDS時代はアイドルだった」と揶揄しているくらいです
結果的に上杉さんは自身の音楽性を追求するため、1996年6月30日にギターの柴崎浩さんと一緒にWANDSを脱退しました。
その後、1997年11月に脱退した柴崎浩さんとユニットal.ni.coを結成したのです。
自分の音楽スタイルを追求するため活動していたのですが、結局2001年にツアー終了と同時にal.ni.coは解散。
解散後、上杉さんは自身の事務所「pojjo récord(ポジョ・レコル)」を立ち上げソロ活動を始めました。
そして、2005年にはX JAPANのギタリストPATAさんとのコラボシングルを発売しています。
また2007年にはバンド「猫騙」を結成しています。
その後、2009年からソロ活動を再開。
2012年8月26日に開催されたアニメソングライブイベント「Animelo Summer Live2012」で織田哲郎さんと共にスラムダンクのED曲「世界が終わるまでは…」を歌っています。
今もYouTubeの動画で配信されていますので気になる人は視聴してみても良いかもしれませんね。
ちなみにWANDS時代と現在の上杉さんの姿がこちら…↓
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WANDS時代の面影は…ないですよね。
現在まで紆余曲折を経てきた上杉さんですが今後の動向にも注目です。
2代目ボーカル和久二郎さん
上杉さんがWANDSを脱退した後、2代目ボーカルとして迎え入れられたのが和久二郎さんです。
加入後のファーストシングルは1997年にリリースされた 「錆びついたマシンガンで今を打ち抜こう」
この曲はテレビアニメのドラゴンボールGTのED曲としても有名です。
その後、ZARDの坂井泉水さんが作詞を手掛けたシングル「Brand New Love」「明日もし君が壊れても」をリリース。
そしてシングル4作目「今日、ナニカノハズミデ生きている」が発売。
しばらくたって2000年にWANDSは「解体」してしまったのでこの曲が和久さんにとってWANDSボーカリストとしては事実上のラストシングルとなりました。
時がたって2012年、和久さんは本名の松元治郎名義でソロ活動 を開始。
作品では1stミニアルバム「Reverb」をリリースし2ndミニアルバム「I come back again」をリリース。
またライブでは2012年に「松元治郎1st Live」を行い、2016年に「松元治郎2nd Live」合計2回開いています。
ちなみに2021年のFRIDAYの取材では、和久さん本人曰く「会社員として働いている」らしいです。
補足で説明すると、もともと和久さんはジャニーズ事務所に所属していて、ジャニーズJrとして5年間活動していました。
和久さん自身がジャニーズユニットの「スケートボーイズ」や「平家派」のメンバーの一員で同期にはTOKIOの城島茂さんや山口達也さん、国分太一さん。
またV6の坂本昌行さんの長野博さん、井ノ原快彦さんなどがいていました。
意外と思われるかもしれませんが反町隆史さんなんかも同期だったらしいです。
ジャニーズ時代の写真と WANDS時代の写真をくらべてみると↓
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やはりジャニーズ時代には初々しい雰囲気がありますよね。
今でも和久さんのWANDS時代やソロ活動で歌っている姿の動画が見られるので気になる人はぜひ確認してはどうでしょうか?
3代目ボーカル上原大史さん
2000年に「解体」してしまった「WANDS」ですが2019年に再始動しました。
その時、ボーカルに抜擢されたのが上原大史さん。
つまりは事実上3代目のボーカルということです。
第1弾として2020年1月29日にデビュー曲「真っ赤なLip」をリリース。
この曲はテレビアニメ「名探偵コナン」のOP曲に当時使用されていました。
そして同年5月20日「抱き寄せ高まる君の体温と共に」をリリースし、この曲でオリコンデイリーチャート首位を獲得。
さらにこの年、オリジナル・アルバム「BURN THE SECRET」を発表しています。
2021年6月には「カナリア鳴いた頃に」を、同年11月には「YURA YURA」をリリース。
またこの曲も「名探偵コナン」のOP曲に選ばれています。
その後、2022年8月には配信シングル「愛を叫びたい」「世界が終わるまでは…「WANDS第5期ver.」」 立て続けにリリース。
どのPVでも上原さんのイケメンぶりが十分に発揮されています。
そして現在もシングルやアルバム、ライブや動画配信などコンスタントに活動しています。
かなり積極的に活動している印象がありますよね。
ちなみに上原大史さんはWANDSのボーカリストとして活動する傍ら「ジグザク」というインディーズのビジュアル系バンドのボーカルも務めているそうです。
2015年から活動しているらしく命(ミコト)という名義です。
そんな上原さんですが少年期から音楽に興味を持ち始め、12歳にはすでにギターを弾き作詞や作曲を始めていました。
さまざまな音楽活動をしている中、2018年の頃に長戸大幸さんの目に留まりWANDSの3代目ボーカルに就任したそうです。
「ジグザグ」と「WANDS」の見比べた上原さんはこちら↓
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「ジグザグ」では遊び心が「WANDS」ではイケメン感が醸し出されているような…
WANDSの新ボーカリストとして今後の活躍にも注目ですよね。
まとめ
1990年代をトップアーティストとして駆け抜け、解体、再結成などなど紆余曲折を経てきたWANDS。
しかし、これほどまでにボーカルが変わったユニットは日本では類を見ないでしょう。
ファンからの絶大な支持とは裏腹に多くの葛藤を抱えつつ偉業を成し遂げた初代ボーカル上杉昇さん。
過去ジャニーズに所属し、予想もしない自分への指名に戸惑いつつ活動した2代目ボーカル和久二郎さん。
解体後に数年を経て再結成し、WANDSの傍ら「ジグザグ」のボーカルとして2足のわらじで活動し現在も活躍中の3代目ボーカル上原大史さん。
これからも、それぞれ突っ走る彼らにエールを送っていきたいですね。
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